ハワイ渡航(その2) 子供の現地公立小学校への転校1


2016年8月頃から、勤務先のサバティカルプログラムを利用して、ハワイ大学天文学研究施設(マウイ島)へ1年間滞在することになりました。家族4人(私、夫、子供2人)で行きます。これはその時にやった、もろもろ事柄の備忘録です。

< ハワイ渡航(その2) 子供の現地公立小学校への転校1 渡航3ヶ月前 >


マウイ島は、ホノルルのあるオアフ島と違い、日系人も日本人観光客も少ないです。ですので、日本人学校はなく現地校のみ。

マウイ島やハワイへ滞在したことがある研究者仲間や、そのツテで紹介してもらったマウイ島の日本人(日系人?)の方などからメールで情報をもらいつつ、ウェブ検索で情報収集から始めました。

我が家の子供たちは、渡航時にそれぞれ11才と5才(日本で小6と保育園の年長)。

まず、この年齢が現地のどの学年に対応するのか、いつ新年度が始まるのか・・・あたりから調べ始めました。アメリカは行く先によって、またはそれぞれの学校によって、この2つともかなり違うらしいです。後々わかったところによると、ハワイ州の公立学校では、このあたりは割とそろえているようです。

わかったこと:

2016年現在、ハワイ州公立小学校では新年度は8月の頭(7月の末)から始まる、授業料無料

少なくともマウイの公立学校では、
11才は、intermediate school(中学校)で、6年生(小学校から通算)
5才は、Kindergarten(幼稚園的なもの)で小1の1つ前だが、小学校の一部

小学校は午後2時まで、その後は小学校の敷地内でA+という学童のようなプログラムがあって、有料($100位)で預かってもらえる

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外務省の諸外国・地域の学校情報ページが一番よくまとまっているし、それなりに最新情報が載っていて参考になりました。しかし、このページが検索にヒットするまでに、相当時間がかかりました・・・ うーん、もっと検索に引っかかりやすい工夫をしてほしい。

外務省の諸外国・地域の学校情報ページ

さて、まずは私立か公立か、なのですが、私立の小学校のウェブを見たところ授業料が半端なく高い(年間、百数十万円ぐらい)。ただでさえ、家族4人の渡航費用、予防接種代、英文書類作成費用、家のレンタル、車の購入、医療・その他保険への加入・・・・とべらぼうにお金がかかるので、私立は即却下。

公立ですね。現地の方にメールでいろいろと尋ねつつ、ハワイ州の公立学校のウェブを見て、とにかく調べる。

Hawaiʻi State Department of Education(トップページ)
Hawaiʻi State Department of Education - Enrolling in School(入学について)

必要な書類の中で、難関に思えるのが、以下2つ。

  1. Student Health Record (健康診断書のようなもの)
  2. Documents from a previous school (前の学校からの書類、たぶん成績証明)

特に、Student Health Record(その中でも予防接種)は困りましたが、以下のページがよくわかりました。まぁ、ざっくり言うと、現地に行って、足りない予防接種や健康診断を受けなくてはいけないと・・・・

ハワイ親子留学のアロハキッズ 予防接種について

さて、その予防接種ですが、実はウェブによってかなり情報がマチマチ。上記アロハキッズのウェブと外務省1つはほぼ同じ、もう1つの外務省のページとHawaii DOEのページにある「Student Health Record」はそれぞれ異なるので、3つぐらいバリエーションがありました・・・・・

外務省在外公館医務官情報(ホノルル)2015年4月1日
  • B型肝炎(HepB)
  • ポリオ(IPV)
  • DTaP(ジフテリア・破傷風・百日咳3種混合)
  • MMR(麻疹・おたふく風邪・風疹の3種混合)
  • 水痘(Varicella)
  • インフルエンザb菌 (Hib)
  • 肺炎球菌(Pneumococcal)
  • A型肝炎(HepA)
  • ロタウイルス(RV)
  • 髄膜炎(Meningococcal)

外務省の諸外国・地域の学校情報ページ(ハワイ州) 2015年12月: (アロハキッズとだいたい同じ)
  • HepB B型肝炎 (3回)
  • Polioポリオ (4回)
  • DTaP (ジフテリア・破傷風・百日咳の三種混合)(5回)
  • MMR (麻疹・おたふく風邪・風疹の新三種混合)(2回)
  • Varicella (chicken pox) 水疱瘡 (1または2回)

  • B型肝炎(HepB)
  • ポリオ(IPV)
  • DTaP(ジフテリア・破傷風・百日咳3種混合)
  • MMR(麻疹・おたふく風邪・風疹の混同ワクチン)
  • インフルエンザb菌 (Hib)
  • 肺炎球菌(Pneumococcal)
  • A型肝炎(HepA)

ここはやはり、Hawaii DOEの「Student Health Record」に従うことにしました。そうすると、A型&B型肝炎を受けていない、他も微妙に違う(回数や内容など)。「日本で予防接種をすませないといけない」といろいろなブログ、ウェブの口コミ情報に書かれています。

「うーん、まずい。間に合わない・・・」と思ったら、DOEのページに注意書きが。-- おぉ、大丈夫。現地に行って、医師に相談すればいいのか!

「a signed statement or a medical appointment card from your child’s doctor to prove that your child is in the process of completing missing immunizations or the PE」 

(ざっくり要約すると、予防接種や健康診断が終わってなくても、これからそれをちゃんとやることが医師によって証明されていればいいですよ)

ちょっとめんどくさそうですし、お金もかかりそうですが、とりあえず一安心。ただ、日本で受けていける物はなるべく受けるために、A型&B型肝炎の予防接種を予約しました。

ここでまた一騒動。普段はその辺の小児科でやっている予防接種なのですが、たまたま化血研の不正事件による出荷自粛で、ワクチンが不足。近隣の小児科では、ワクチンが無いと、ことごとく断られました。

これは闇雲に探してもどうにもならんと思い、仙台の検疫所に電話。そうしたら、海外渡航の予防接種を専門的にやっている市内の病院を紹介してもらえ、無事に予約を取ることができました。

ちなみに、この病院を紹介してもらえるまでは、けっこうやり取りがありました。

まずは、検疫所と提携している大病院で予防接種を受けられないか問合せ。最初に受け付けた人は大丈夫そうなことを言っていましたが、担当者がでてきたら、なんだか反応が悪い。そのうち、ウェブで検索して探してくれと言われ、それでも見つからないので、提携病院で受けさせてほしいと食い下がったら、ようやく病院名を上げて教えてもらえました。(最初から、教えてくれ!)

この手の病院には、優先的にかなり常備されているようで、あっさり予約が取れ、母子手帳や予防接種証明の英訳も頼めることがわかり、まぁ、怪我の巧妙というところでしょうか。

ちなみに、仙台市内の渡航専用予防接種、各種英文書類などの作成を受け付けている病院はこちら (各地域に、このような病院があるようです)



というところで長くなったので、続きは次回に。




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